初めに
皆さんは旅行は好きですか?
旅行の醍醐味といえば、見知らぬ土地で美味しいものを食べたり、その土地の空気を感じ風景を楽しんだり、その土地の人々を交流する等いろいろありますよね。
ですが私は旅行は苦手です。
インドア派です。
仕事以外は家から出たくありません。
理由は疲れるからです。
子供のころから家族で地元の海に泳ぎに行った時も帰ってくるとどっと疲れるし(泳いで体力を消耗するので当たり前ですが…)、これが飛行機を使った長距離移動となると出かける前から準備やら何やらで疲れます。
また帰ってきた後も疲れて、休んだのか疲れに行ったのか分からない事がありました。
さらに見知らぬ土地に行くことで普段見ない景色を見ると慣れるまで不安になり落ち着かなくなります。(テレビとかで見るのは平気ですが…)
しかしながら景色を見たり美味しい食べ物を食べる事自体は好きです。
本の紹介
また、昔ほどではないですが本を読むのが好きです。
量はだいぶ少ないですが、読んでいたのは警察小説や時代小説などです。
頭が良くなった錯覚に陥っておりました。
今は漫画の方が良く読みます。
旅や食事など最近好きな分野に変化があったかもしれません。
アウトドアとインドアとの融合。見つけました。
アイデアが閃きました。
旅行が苦手だけど旅行に行ったような気分になる本はないかと。
私には1冊心当たりがあります。それは
櫻井寛 著「世界一周! 大陸横断鉄道の旅」(PHP新書) 発行2005年8月31日
この本との出会いは高校を卒業し、19歳の誕生日を迎える前だったと記憶しておりますが、偶然入った本屋で見つけました。
その頃はそもそも本自体読むこともほぼ無く、夏休みの読書感想文に必要な本よ読む程度でした。
ですから何故、この本を手に取ったのかは不思議だったのですが、理由はタイトルの中にありました。「横断鉄道」。
とはいえ、乗り物は大好きですが電車自体はそこまで好きではありません。
では何故大陸横断鉄道に反応したかというと、
それはその中で生活が出来るという事です。
車でも生活が出来るキャンピングカー、飛行機もベッドやトイレもついている機種が好きで、船に至っては移動手段と生活と職場を人つにまとめた様なもので最高な乗り物たちなんですよ。私からしたら。
もうこの本が大好きで購入から10年以上は経っていますが、20回以上は読んでいます。
1編 中国横断鉄道『シルクロード特快』 中国
2編 大陸横断鉄道 『インディアンパシフィック号』 オーストラリア
3編 シベリア鉄道 『ロシア号』 『バイカル号』 ロシア
4編 カナダ横断鉄道 『オーシャン号』 『メリディアン号』 『カナディアン号』
5編アメリカ横断鉄道 『エンパイア・ビルダー号』『ブロードウェイリ・ミテッド号』
以上の5編編成になっております。
好きな描写は食事シーン
内容としては筆者が5か国を寝台列車で旅をしていくという内容になっていますが、もちろん乗車中の出来事の部分も良いですが、私が好きなのは食事のシーンです。
例えば『シルクロード特快』ではカップラーメンの話があったり、『ロシア号』『バイカル号』では駅のホームでアツアツの食事が販売されていたりして、その様なシーンが各編にありおなかが減ってしまいます。
また、この本がきっかけでいろいろな本を読むようになったので私の人生に読書をもたらしたという1冊になります。本当にこの本に出合えてよかったです。
ネットだと購入が決まっている場合は楽ですが、偶然の出会いがない。(私の場合です)
たまたま入った本屋で思いがけない本に出会うと物凄くうれしい気分になりました。
また本屋さんで思いがけない1冊を見つけてきたいです。
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